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執筆者の写真ハウスエージェント

冬の味覚を楽しもう!12月が旬の魚



本格的な寒さが到来する12月。師走の時期でもあるため、忙しく過ごす方も多いのではないでしょうか。そんな12月は、体作りを助けてくれる食材が旬を迎えます。


たら

たらはスーパーなどで1年中見かける魚ですが、12~3月に産卵期に向けて浅場に上がってくるため、もっとも流通する時期だといわれています。オスの白子も発達してくる時期のため、たらの身だけでなく白子もおいしい時期。寒くなればなるほど旬を迎えるため、鍋の具材として定番でもあります。 たらは、脂質が少なくたんぱく質が多い魚です。他にも貧血予防などに役立つビタミンB12が含まれています。 白子とたらの身を一緒に食べるなら、昆布だしの鍋がおすすめです。たらは他にもムニエルなどの洋食にも向いています。クセがなくたんぱくな味わいなので、さまざまな料理に合いますよ。


牡蠣

牡蠣は、種類によって旬が異なります。11~4月に旬を迎えるのが真牡蠣です。真牡蠣は産卵後(産卵期:6~9月)栄養が減るため、産卵に向けて栄養を蓄える冬が旬となります。

夏に旬を迎える岩牡蠣と比べて小ぶりですが、うま味が凝縮していてクリーミーな味わいを楽しむことができます。旬の時期を迎える牡蠣は、生で食べるのが一番おいしいとされています。他にも、炊き込みご飯やホイル焼きにしても良いですね。

牡蠣は、ビタミン類・亜鉛などのミネラルが豊富です。亜鉛は皮膚炎や味覚障害などの予防や、免疫力の向上に役立つといわれています。おいしいだけではなく、栄養がたっぷりなのも魅力です。


あんこう

あんこうの旬は、地域によって異なる場合もありますが11~3月が旬です。肝が肥大化する12~2月が特においしい時期といわれています。国内では山口県の下関や福島県、茨城県などで漁獲されています。

あんこうは、栄養がたっぷり含まれる魚です。身の部分は、脂質が少なくナイアシンやビタミンB12などが含まれています。ナイアシンは、二日酔いの防止や血行促進効果のあるビタミンBのひとつで、ビタミンB12は貧血予防に役立ちます。肝の部分は、脂溶性のビタミンA、D、Eなどが含まれていて、身・肝の部分ともに栄養価の高い魚です。

骨以外は全て食べられるあんこうですが、旬を迎えたあんこうは肝が一番おいしい部分。産卵期を迎える前に栄養を蓄えるため、肝臓の脂質が増加し肝が大きくなり、濃厚な味わいが楽しめます。そのため、あんこうの肝はシンプルに蒸してポン酢などでいただくのがおすすめ。もちろん、身と肝を入れたあんこう鍋もこの時期にぴったりです。



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